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(2019). Urban warming and future air-conditioning use in an Asian megacity: importance of positive feedback. Npj Clim Atmos Sci. 2, 39. [参照元へ戻る] 注釈4 県庁所在地点の気温データを用いた。[参照元へ戻る] 注釈5 厚生労働省・人口動態統計より52都市の全死因死亡数データを用いた。[参照元へ戻る] 注釈6 1976年から1979年まで、1980年から1984年まで、1985年から1989年まで、1990年から1994年まで、1995年から1999年まで、2000年から2004年まで、2005年から2009年までのサブ期間毎に実施しました。[参照元へ戻る]   6. 研究助成 本研究は科学技術振興機構SICORP(JPMSC20E4)、(独)環境再生保全機構環境研究総合推進費課題SII-11-2(2) 都市居住者の健康影響評価(JPMEERF23S21120)及び1-2307 極端高温等が暑熱健康に及ぼす影響と適応策に関する研究(JPMEERF20231007)の支援を受けて実施されました。   7. 発表論文 【タイトル】  Net impact of air conditioning on heat-related mortality in Japanese cities 【著者】  Paul L.C. Chua, Yuya Takane, Chris Fook Sheng Ng, Kazutaka Oka, Yasushi Honda, Yoonhee Kim, Masahiro Hashizume 【掲載誌】Environment International 【URL】https://doi.org/10.1016/j.envint.2023.108310(外部サイトに接続します) 【DOI】10.1016/j.envint.2023.108310(外部サイトに接続します)   8. 研究チーム 本研究の研究チームは以下のとおりです。 国立大学法人東京大学大学院医学研究科 国際保健学専攻 国際保健政策学 教授 橋爪 真弘 准教授 ウン クリス・フック・シェン 助教 チュア ポール・レスター・カルロス 公共健康医学専攻 国際環境保健学 准教授 キム・ヨンヒ 国立研究開発法人産業技術総合研究所 環境創生研究部門 環境動態評価研究グループ 主任研究員 髙根 雄也 国立研究開発法人国立環境研究所 気候変動適応センター 気候変動適応戦略研究室 主幹研究員 岡 和孝 客員研究員 本田 靖 お問い合わせお問い合わせフォーム 産総研について アクセス 調達情報 研究成果検索 採用情報 報道・マスコミの方へ メディアライブラリー お問い合わせ English ニュース お知らせ一覧 研究成果一覧 イベント一覧 受賞一覧 研究者の方へ はじめての方へ 研究成果検索 研究情報データベース お問い合わせ 採用情報 ビジネスの方へ はじめての方へ 研究成果検索 事例紹介 協業・提携のご案内 お問い合わせ AIST Solutions 一般の方へ はじめての方へ イベント情報 スペシャルコンテンツ 採用情報 お問い合わせ 記事検索 産総研マガジンとは 公式SNS @AIST_JP 産総研チャンネル 公式SNS @AIST_JP 産総研 チャンネル サイトマップ このサイトについて プライバシーポリシー 個人情報保護の推進 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) (Japan Corporate Number 7010005005425). 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