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SEMINAR2023年9月号 Vol. 34 No. 6(通巻394号) 国立環境研究所公開シンポジウム2023「モニタリングから読みとく環境 ~次世代につなげるために~」でのポスター発表 --> 地球環境研究センター 研究推進係 国立環境研究所(以下、国環研)は、環境月間の6月に一般の方を対象とした公開シンポジウムを開催しています(2020年度と2021年度は8月開催)。2023年度は6月22日にオンラインで開催しました。 国環研は環境問題に関して、気候変動、資源循環、自然共生、安全確保、地域共創、社会、適応、災害環境など様々な分野での研究を行っています。これらの多くの分野での共通の取り組みとして、環境を測定し、得られたデータから環境を理解して、現在、また未来の環境保全に役立てていくことが挙げられます。 今回のシンポジウムでは、これまで蓄積してきた研究の成果をもとに、「モニタリングから読みとく環境~次世代につなげるために ~」をテーマとした5つの講演及びポスター発表(19課題)が行われました。 地球システム領域からは、陸域モニタリング推進室の平田竜一主任研究員が「研究は冒険だ!!世界の森の中で見えない物質の行方を追う」と題する講演を行いました。 また、すべての講演の後にポスター発表が行われ、地球システム領域からは、地球大気化学研究室の猪俣敏主席研究員、谷本浩志副領域長、物質循環モデリング・解析研究室の丹羽洋介主任研究員、大気・海洋モニタリング推進室の高尾信太郎主任研究員の4名が、研究内容を紹介しました。 本稿では、4名のポスター発表についてご紹介します。なお、平田竜一主任研究員の講演概要は、次号に掲載する予定です。 網羅的かつ高時間分解能観測から対流圏オゾン低減の鍵を見つける 猪俣敏(地球大気化学研究室 主席研究員) (画像拡大) <発表者からひとこと>本発表では、環境研究総合推進費5-2106課題で行っている、光化学オキシダント濃度の低減の鍵を見つけるための網羅的かつ高時間分解能の都市大気の集中観測について紹介しました。我々は、光化学オキシダント生成に関与する反応性窒素酸化物や揮発性有機化合物の個別成分の詳細な時間変化を、化学イオン化質量分析計という最先端の装置を用いて、取得しています。 聞いていただいた方からは、「揮発性有機化合物がこんなに変動しているとは知らなかった」という驚きの声があった一方、「光化学オキシダント濃度の低減の鍵がこれで見つかるのか」と専門家からの鋭い質問もいただきました。データを蓄積しているところなので、結論的なお話はできませんでしたが、とりまとめの方向性についてはお話をさせていただきました。また、「行政に役立つ成果にしてもらいたい」というご意見もいただきました。そのためには、普遍的な科学的な知見を得ることが重要と思っております。 アジアのブラックカーボンと気候変動 谷本浩志(地球システム領域 副領域長) (画像拡大) <発表者からひとこと>大気中の滞在時間が比較的短く、かつ温室効果を持つSLCF(Short-Lived Climate Forcers, 短寿命気候強制因子)のうち、アジアからの排出が世界の30-40%を占めるブラックカーボン(すす、BC)について、排出量を正確に把握するために行っている研究を紹介しました。 BCの排出量を把握することは容易ではなく、推計値には大きな不確実性があり、どのデータを入力値に使うかにより、気候モデルの将来予測結果が変わってきます。本研究で、福江島や能登等、日本海に位置する離島や半島でBCの濃度を観測したデータをもとに、モデルシミュレーションを介して中国の排出量を推計したところ、排出インベントリの推計値が大幅に過大であることを見出しました。BCは化石燃料・生物燃料の燃焼や森林火災から排出されるため、これらからの排出が減っていることがわかってきました。 大気観測とモデルの融合による温室効果ガス放出・吸収量の監視 丹羽洋介(物質循環モデリング・解析研究室 主任研究員) (画像拡大) <発表者からひとこと>2021年度より環境研究総合推進費SII-8 プロジェクトのもとで行っている温室効果ガスの放出・吸収量の監視に関する研究について説明を行いました。この研究では、大気観測とモデルを融合させた「逆解析」と呼ばれる手法などを使っていること、また、対象とするスケールは、全球から領域、都市スケールと多岐にわたっていることをご説明しました。 参加いただいた方からは、「適応策だけではなく、緩和策もまだ重要であることを再認識することができた」といったコメントをいただきました。また、「今後、この研究でどのようなことが必要か」といったご質問もいただきました。このご質問には、まだ様々なスケールで観測空白地域があるため観測の拡充を図ること、また、その観測データを活かすためのモデル解析能力の向上も必要である、といった回答をいたしました。 身近な海での温暖化研究 ~貨物船で探る地球環境~ 高尾信太郎(大気・海洋モニタリング推進室 主任研究員) (画像拡大) <発表者からひとこと>国環研が取り組んでいる貨物船による温室効果ガス等のモニタリング観測について、最近始めた取り組みも含めて説明を行いました。当日は北海道や京都など全国各地から沢山の方にご参加いただきました。 発表では、大気から海洋へ吸収されたCO2のゆくえについて、植物プランクトンの群集組成の違いといった生物的な要因がCO2吸収に与える影響等を含めて解説しました。さらに、長期モニタリング観測の結果を基にした海洋表層のCO2濃度の変化を例に挙げ、大気と同様に海洋でもCO2濃度が徐々に増加していることや、光学的なセンサで推定した植物プランクトン群集組成の結果などを紹介しました。いただいた質問の中には、「航路上の線データをどう面データに拡張していくのか」といった技術的な質問もあり、衛星データや機械学習を組み合わせる方法について説明しました。 ※当日の19題のポスター発表は、公開シンポジウム2023の特設サイト(https://www.nies.go.jp/event/sympo/2023/)からご覧いただけます。 2023年9月号 Vol. 34 No. 6(通巻394号) 貴重な環境におかれるステーションでのエコスクール 令和5年度エコスクール・地球環境モニタリングステーション—落石岬見学会報告 国立環境研究所公開シンポジウム2023「モニタリングから読みとく環境 ~次世代につなげるために~」でのポスター発表 観測現場発 季節のたより[23]犬見た星を私も見たい (4)サリャンカ 地球システム領域の英語版パンフレット完成 地球環境研究センターニュースVol. 34[2023年度]2023年9月号 Vol. 34 No. 6(通巻394号) サイトポリシー ソーシャルメディアポリシー お問い合わせ c National Institute for Environmental Studies

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