エヴァートンfc対ニューカッスル順位

島根県松江市小学校外国語教育指導協力員行岡七重 行岡七重（ゆきおか ななえ）先生 公立小学校での外国語教育をサポートして15年目。J-SHINEトレーナーとして指導者育成講座や教員研修で講師を務める。『NEW HORIZON Elementary English Course』著作関係者。NPO JAMネットワーク ことばキャンプ®インストラクター。 「アルファベット学習でつまずかせない!　魔法のワークシート16」自宅学習での活用ポイント ※紹介されているワークシートなどのデータはこちらからダウンロードできます。 「アルファベット学習でつまずかせない！　魔法のワークシート16」 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて休校措置が続いている学校が多いなか，自宅学習の重要性が高まっています。とはいえ自宅学習用に新たな教材を作成するのも大変ですので，なるべくは既存の教材を自宅学習用にアレンジして使うように，工夫をしながら行っていきたいものです。 東京書籍発行の「魔法のワークシート16」は，自宅学習での活用にうってつけの教材です。準備に必要な教材は，全てHPからダウンロードして，すぐに使うことができます。以下に自宅学習での活用のポイントや，使い方の例をご紹介しますので，この機会にぜひ利用されてみてはいかがでしょうか。 ポイント①　まずは「手引き」を確認！ ワークシートのねらいや各活動の進め方を丁寧かつコンパクトにまとめた「手引き」が付属しています。事前に「手引き」に目を通すことで，簡単に各ワークシートのねらいや対象となる学年が把握できるので，ポイントをしぼった自宅学習に活用することができます。 ポイント②　音声，動画も活用！ 各活動をサポートする音声や動画のコンテンツも無料でダウンロードができます。これらも活用することで，楽しく，遊びながら，ゲーム感覚で学習に取り組ませることができます。 1 の「目の体操」は，目や体を使わせることのできる活動となっています。 ポイント③　工夫しだいで何度でも使える！ 例えば，ワークシートをクリアファイルに挟んでホワイトボードマーカーで書いたりするなど，工夫すれば，好きなワークシートを繰り返し使うことができます。また，最初は子どもが一人で取り組み，次は保護者や（異年齢の）兄弟姉妹と一緒に取り組むよう促してもよいでしょう。 ワークシートの使い方の例 以下，ワークシートの効果的な使用法をご提案します。 （１）ワークシート③「目だけで探すよ！」で答え方に幅を持たせる！ 元々のワークシート 下のように，紙を裏へ折り曲げるなどして右端の単語やイラストを消せば，答え方に幅を持たせることができる。左の例は紙などでおおった場合で，左の絵と同じように動物の絵を描かせると楽しい。右の例では，線をなぞっている最中に動物の名前を英語で「発音」するよう促し，文字と一致させて答え合わせをさせる例。 （２）ワークシート④「好きなものは何かな？」で新たなアプローチ！ 元々のワークシート 左の例は，単語のイラストを消して，目で追った先の単語を読んでイラストを描かせる。そのあと，単語の英語と内容が一致するかを確認する。右の例は，イラストや単語を全て消して，「誰が」（主語）好きなのかを書かせたり，目で追った先を考えさせたりして，クイズ作りの活動にすることもできる。より子どもが自由な発想で取り組むことができる例である。 （３）ワークシート⑫「点てんレース」で競ってみよう！ 上から順に，各問，目標を変えて行う。 ①速さを競う。まず大人（またはその場にいる丁寧に書ける人）が，時間を計りつつ，線の書き方の見本を見せながら書く。次に子どもが大人のタイムを目標に書く。 ②丁寧さを競う。まず大人が書いて見せ，次に子どもが同じように丁寧に書く。どうしたら「丁寧に」書けるかを意識させる。 ③「速く丁寧に」書くにはどうしたらいいかを考えさせる。そのやり方（子どもの意見を尊重してそれに従う）で，まず大人が時間を計りながら書く。その結果を踏まえて，次に子どもに挑戦させる。 ④見本の人と同タイムをねらって書く。見本を書く人は自分に心地よいペースで書き，子どもはそれとまったく同じタイムで書き終わることを目指す。 ⑤①～④を例に，各自，自分で決めた目標に挑戦して書く。 ふり返り時には，①〜⑤で自分の中での一等賞を理由と共に選んで，王冠のイラストを描く（自分の運筆についての内省の時間となる）。