クレイジータイム

<ウェブサイト名>

<現在の時刻>

出典: 標準

home研究・産学官連携 search ENGLISH home立命館大学 home研究・産学官連携 homeRADIANT アジア 災害と生きる スポーツ 少子高齢化 食 機械と人の未来 KYOTO こころ 世界とつながる いのち ことば・文字・コミュニケーション 環境 サステイナブル QOL 宇宙 音 家・家族 ゲーム・遊び 地域/Regional 再生 脱炭素--> homeENGLISH menu STORY #2 「デザイン」が創造する地域のブランド価値。 佐藤 典司 経営学部 教授 食材から器、テーブルウエア、食空間まで「食」を軸に「世界」を描く。 紙に描いた展開図が立ち上がったような直線的なシルエット、金属的な光沢を放つパステルカラーの器の数々。これらはクリエイティブデザイン会社「キギ」がデザインし、滋賀県の信楽焼の職人が焼き上げた「KIKOF(キコフ)」ブランドのプロダクトだ。滋賀県の伝統工芸職人たちが手がけ、現代のライフスタイルに合ったデザイン性の高いプロダクトを制作しようと始まった「Mother Lake Products Project(マザーレイクプロダクツプロジェクト)」の一環として生まれた。厚さ3mmという薄さ、金属的な質感の「KIKOF」の器は一見伝統的な信楽焼とは似ても似つかない。デザイン力と職人の高度な技の融合によってまったく新しい信楽焼を印象付けた。 プロジェクトの中心人物である佐藤典司の狙いは、「デザイン」の力で地域の価値創造を実現すること。佐藤は経済の沈下や疲弊が問題になっている全国の地域を「デザイン」で活性化しようとしている。 「デザインには形や色、機能などを指す狭い意味での『デザイン』に加え、もう一つさまざまな『情報』を『組み合わせる』という抽象的な概念も含んでいます」と佐藤。コンテンツや情報の最適な組み合わせによって互いの関係性やコミュニケーションをより円滑にしたり、新たな「価値創造」を実現するのが佐藤の専門とする「デザインマネジメント」だ。この「デザインマネジメント」の力が近年、地域の活性化において重要な意味を持つようになってきている。 彦根漆のカップ・プレート 近江の麻のストール 浜ちりめんのブックカバー 佐藤が取り組む「マザーレイクプロダクツプロジェクト」が本格的に始動したのは、2010年。その約5年前から滋賀県のブランド力向上について滋賀県の相談に乗っていた佐藤が「滋賀県の伝統技術を使って地域振興に取り組みたい」という依頼を受け、プロジェクトを立ち上げた。 まず佐藤は地域を見て回り、意欲と力のある若手職人を集めることから始めた。そこで長浜の「浜ちりめん」、彦根の「漆」、能登川の「近江上布」、近江八幡の「木珠」、そして信楽の「信楽焼」の5つを選び、それぞれの技術を生かした新しいデザインのプロダクト開発に取り組んだ。しかし最初にできあがった商品は佐藤を満足させるものではなかった。「伝統工芸品としては申し分ありません。しかし日本や世界を圧倒するようなインパクトを与えるには、さらに2ステップも3ステップも飛躍した『デザイン』が必要だと感じました」と佐藤は振り返る。その突破口として「キギ」に白羽の矢を立てた結果、従来の信楽焼のイメージを一変させる「KIKOF」が誕生した。 信楽焼職人の技術と、キギのデザインの組み合わせが生み出した「KIKOF」の器。2015年ADC賞グランプリを受賞。 「地域には自然や史跡などの観光名所、名物や山海の幸などの特産品、B級グルメやご当地料理などさまざまな資源があります。地域ブランドを創造するには、それらを統一する『世界』、『ストーリー』が必要です」と佐藤は「デザインマネジメント」の役割を語る。とりわけ「世界」や「ストーリー」を描く上で効果的な役割を果たすのが「食」だという。 「『食』は人間の誘因として非常に強い。多くの人は『おいしいもの』があると聞くと、遠方でも喜んで訪ねていきます。地域ブランドの創造においても『食』関連のコンテンツを欠かすことはできません」。 多くの地域にその土地ならではの「おいしいもの」はあるが、それが地域ブランドのコンテンツとして機能している例は少ない。佐藤は「地域に決定的に欠けているのはコンテンツではなく、マーケティングや流通、プロモーションの仕組みだ」と指摘する。 食欲をそそる要素には食べものの魅力に加えて盛り付けや器、テーブルウエア、食空間そのものの演出もある。例えば滋賀県のさまざまな「食」と「KIKOF」の器をはじめテーブルやいす、ランチョンマット、燭台にろうそく、食空間を彩るカーテンや調度品などをトータルに「デザイン」することで、訴求力やコミュニケーション力は格段に高まる。 「マザーレイクプロダクツプロジェクト」を通じてそれまでの滋賀県のイメージとはまったく異なる新しい魅力を打ち出したことで滋賀県のブランド価値は今、着実に向上しつつある。2016年には「滋賀県のあるホテルから、ホテルのカトラリーに『KIKOF』を採用したいという申し出があった」と明かした佐藤。ホテルという空間で宿泊や食事、ブライダルなど多様なシーンで滋賀県ブランドを訴求する、新たな可能性が広がる。 佐藤 典司 経営学部 教授 研究テーマ:デザインマネジメントおよび知識・情報価値 研究分野:経営学 storage研究者データベース 2017年5月8日更新 More Contents Issue #5:食 「食文化」研究の来し方行く末 小山茂樹 「食」を通して韓国社会の変貌を見つめる。 「デザイン」が創造する地域のブランド価値。 モンゴルの牧畜民の暮らしを支える「白い食べもの」。 「食」×「マネジメント」で日本の食産業を救え。。 日本の農業を土から変える「微生物」。 戦前のカナダに渡り漁業に従事した日本人 ©Jero Honda 商品の見えない品質を伝える広告。 6次産業化はなぜうまくいかないのか? R×食 Radiant:Other Issues Issue #21脱炭素 --> Issue #20再生 Issue #19地域/Regional Issue #18ゲーム・遊び Issue #17家・家族 Issue #16音 Issue #15宇宙 Issue #14QOL Issue #13サステイナブル Issue #12環境 Issue #11ことば・文字・コミュニケーション Issue #10いのち Issue #9世界とつながる Issue #8こころ Issue #7KYOTO Issue #6機械と人の未来 Issue #5食 Issue #4少子高齢化 Issue #3スポーツ Issue #2災害と生きる Issue #1アジア About Us:研究・産学官連携 立命館大学研究・産学官連携 世界が抱える課題に対して、分野のBorderを超えた特色あふれる研究を展開する。 chevron_rightRead More chevron_rightNEWS & TOPICS chevron_rightEVENTS chevron_right大型研究プロジェクト chevron_right研究者の業績 chevron_right研究シーズ chevron_rightデータでみる研究成果 chevron_right研究機構・研究所・研究センター chevron_rightリサーチオフィス/問い合わせ先 このページに関するご意見・お問い合わせは 立命館大学 衣笠リサーチオフィスMail &#108;i&#97;&#105;so&#110;k&#64;&#115;&#116;&#46;rit&#115;um&#101;&#105;&#46;&#97;&#99;&#46;&#106;p 立命館大学 BKCリサーチオフィスMail &#108;&#105;&#97;&#105;s&#111;n&#98;@&#115;t.&#114;i&#116;&#115;&#117;&#109;&#101;&#105;&#46;&#97;&#99;&#46;&#106;&#112; 立命館大学 OICリサーチオフィスMail &#111;&#105;&#99;&#114;&#111;&#64;&#115;&#116;&#46;&#114;&#105;&#116;&#115;&#117;&#109;&#101;i&#46;&#97;&#99;&#46;&#106;&#112; 立命館大学 研究・産学官連携 RADIANT © Ritsumeikan Univ. All rights reserved.

google認証 Stake.comレビュ ➤ -スポーツ&カジノテスト済み (2024) カジ旅 登録方法を図解で徹底解説【2024 版】注意点・やり方 ... oirandream
Copyright ©クレイジータイム The Paper All rights reserved.